特定健康診査
特定健診(特定健康診査)とは
生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、最初は症状がなくても心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目してこれらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導等を受けていただくことを目的とした健康診査です。
特定健診の受診対象者になる方
40歳~74歳の方(昭和22年4月1日~昭和56年3月31日生まれ)
今年度40歳になる方(昭和56年4月1日~昭和57年3月31日生まれ)は誕生日を迎える前でも受診できます。
74歳の方(昭和21年4月1日~昭和22年3月31日)は75歳の誕生日までに受診を終えていただく必要があります。
受診時に各保険※の加入者(ご家族)であることが必要です。
※協会けんぽ・健康保険組合・国家公務員共済組合・国民健康保険組合・地方公務員共済組合・日本私学学校振興 共済事業団・後期高齢者医療広域連合のいずれか
特定健診項目
自己負担額は加入している保険の種類により異なります。
検査項目 | 検査内容 |
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診察等 | 視診、触診、聴打診などを行います。 |
問診 | 現在の健康状態や生活習慣(飲酒、喫煙の習慣など)を伺い、検査の参考にします。 |
身体計測 | 身長、体重、腹囲を測り、肥満度の指標であるBMIも計算します。 |
血圧測定 | 血圧を測り、循環器系の状態を調べます。 |
血中脂質検査 | 動脈硬化などの原因となる中性脂肪やHDLコレステロール、LDLコレステロールを測定します。 |
肝機能検査 | 肝細胞の酵素を測定し、肝機能などの状態を調べます。 |
血糖検査 | 空腹時血糖またはHbA1c、随時血糖を測定し、糖尿病などを調べます。 (随時血糖を測定する場合は、食事開始後3.5時間以上経過していること) |
尿検査 | 腎臓、尿路の状態や糖尿病などを調べます。 |
詳細な検診の項目 ※医師の判断により実施
検査項目 | 検査内容 |
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心電図検査 | 不整脈や狭心症などの心臓に関わる病気を調べます。 |
眼底検査 | 眼底カメラで瞳孔から網膜を撮影し、眼底の血管を調べます。糖尿病による目の病気や動脈硬化の状態などを知ることができます。 |
貧血検査 | 血液中の赤血球数、血色素量などを測定し、貧血などの血液の病気を調べます。 |
血清クレアチニン検査 (eGFRによる腎機能の評価を含む) |
血清クレアニチンと年齢及び性別から推算糸球体濾過量(eGFR)を計算し、腎機能の状態を評価します。 |
※がん検診等については、健康増進法等に基づいて市区町村が実施することとなっています。実施する検診の種類や手続き方法、受診できる検診機関等については、お住まいの市区町村の広報などでご確認ください。
特定健診の申込手続きについて
①特定健診の受診には、特定健康診査受診券が必要となります。受診券は保険の種類により送付される場合があります。送られてこない場合は、保険者にお問い合わせ下さい。
②受診当日は「特定健康診査受診券・保険証・健診費用」を忘れずにお持ち下さい。